近年、美容や健康への意識が高まり、女性と同様にスキンケアを行う男性が増えてきています。
ドラッグストアなどにもメンズスキンケアアイテムがたくさん並んでおり、男性のスキンケアが広く浸透しているのが見て取れます。メンズコスメなどのアイテムも充実してきました。
男性がスキンケアを行うことで清潔感が増し、好感度や信頼度がアップするため、現代の男性にとって欠かせない習慣の一つになっていると考えられます。
たしかによく聞くようになったけど、そんなに必要なの?
何から始めればいいのか分からないし...。
アイテム数も多くて、何を使えばいいのかも分かりづらいですよね。
これまでしてこなかった男性からすれば、そう思うのも当然です。
しかし、肌を綺麗にして清潔感を出すためだけではなく、むしろ男性こそスキンケアをやったほうがいいと言える理由もあるため、まだやっていない方は始めてみるのをおすすめします。
そこで今回は、メンズスキンケアが必要な理由やアイテムの選び方、やり方などを解説します。スキンケアに興味のある男性は、ぜひチェックしてみてください!
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今回の記事でわかること
- 男性にスキンケアが必要な理由
- スキンケアの基礎知識
- アイテムの選び方
- 正しいスキンケアのやり方
Contents
男性にスキンケアが必要な理由
かつては「スキンケアは女性が行うもの」といった印象が強く、男性向けのスキンケアアイテムはそれほどありませんでした。しかし近年では、とても充実しています。
これは、スキンケアを求める男性が増えたことが大きな要因ですが、女性の肌に比べて男性の肌は、様々な肌トラブルが起こりやすいといった理由も挙げられるのです。
なぜ肌トラブルが起こりやすいのか?
男性の肌にトラブルが起きやすい理由は、主に2つあります。
皮脂分泌量が多い
一般的に男性の肌は、皮脂の量が女性の肌の3倍以上あり、年齢を重ねても皮脂分泌量はほとんど変わないと言われています。その一方、水分量は女性の肌の半分程度しかありません。
肌には水分が不足すると皮脂を分泌して補おうとする機能があり、男性の肌は水分量が少ないため、これが働きやすいのです。過剰に皮脂分泌した肌は、ベタついてテカった状態になるのに加え、毛穴に皮脂が詰まりやすくなることから、ニキビや吹き出物もできやすいです。
肌が乾燥しやすい
前述しましたが、男性の肌の水分量は女性の肌の半分程度しかなく、当然乾燥しやすいです。皮脂の分泌量が多いため、一見すると潤っているように見えますが、実際は乾燥しています。
また、習慣的なシェービングも起因しています。カミソリの刃がヒゲを剃るのと同時に肌表面の角層を傷つけてしまうことがあり、それでバリア機能が弱まって乾燥しやすくなるのです。
肌が乾燥すると、肌を外的刺激から守っているバリア機能が弱まり、様々な肌トラブルを引き起こしやすくなります。年齢を重ねて代謝が衰えてくると、シミやしわなどのエイジングも進行しやすくなるため、注意しなくてはなりません。
一見丈夫そうな男性の肌ですが、実はデリケートです。
そのため、男性もきちんとしたスキンケアを行う必要があります。
スキンケアの基礎知識
スキンケアの基本は、「洗う」「潤す」「守る」の3つです。
・洗う(クレンジング、洗顔料)
汗や皮脂などの肌に付着した汚れを落とし、清潔な肌を保つ
・潤す(化粧水、乳液・クリーム、美容液、オールインワン)
肌に必要な水分や油分を与え、健康的な状態を保つ
・守る(化粧下地、ファンデーション、日焼け止め)
日焼けやシミ、乾燥などの原因となる紫外線から肌を守る
正常な肌状態を保つには、安定した水分・油分が必要になります。そのためには上記のどれが欠けてもよくなく、基本となる3つの工程をきちんと行うことが大切です。
メンズスキンケアの選び方
「必要なのは理解してるけど、選び方がわからない」といった方は多いと思います。
もちろん、商品それぞれの良さがあるのですが、やはり肌質との相性や使用感の好みなどはあります。どんな商品にも共通して言える、選ぶ際に意識するポイントを4つご紹介します。
皮脂汚れを落とせるものを選ぶ
一般的に男性は皮脂分泌量が多いため、皮脂汚れを落とせるアイテムを選びましょう。
ただし、洗浄力が強すぎると、肌に必要な水分・油分まで失われてしまいます。そのため、「肌の潤いは保ちつつ皮脂汚れを落とせる」バランスの良いものが理想です。
肌質に合ったもの選ぶ
男性もスキンケアアイテムを選ぶ際は、肌質に合ったものを探しましょう。肌質に合わないものを使ってしまうと、肌トラブルが悪化する恐れがあるため、注意が必要です。
例えば、乾燥肌の男性が脂性肌向けの脱脂力の高い洗顔を使うと、ますます乾燥は進み、状態は悪化してしまいます。そのため、自身の肌質や肌状態を把握しておくことが大切です。
判断材料としては、商品のパッケージに注目してみてください。大体の商品はパッケージに「○○肌用」「~~タイプ」などの表記があるので、それらを参考にすると良いでしょう。
また、パッケージの裏面に記載してある成分表をチェックすることで、どのような効果があるのかを調べられます。代表的な成分をいくつかご紹介しておくので、参考にしてみてください。
添加物は避け、低刺激な物を利用する
トラブルが起きている肌は、外部からの刺激に敏感です。
そのため、石油系界面活性剤などの刺激のある添加物は避け、低刺激のアイテムを選びましょう。商品によっては「低刺激」「無添加」などの表記があるので、目安にしてみてください。
石油系合成界面活性剤とは、石油系の原料から作られる人工的に化学合成された界面活性剤のこと。「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン」などの高級アルコール系がこれに当たります。
使い心地や質感を大事にする
商品の使用感や質感も、注目したいポイントです。
どんなに低刺激で効果的な成分が配合されていても、「質感が硬くて扱いにくい」「肌なじみが悪い」「香りが苦手」などの不満があると、スキンケアはそう長続きしません。
継続的にスキンケアを行うためにも、アイテムを購入する前に店頭で使い心地や質感、香りなどを確認したり、サンプルがあれば試してみるのをおすすめします。
習慣化するためには、お気に入りのアイテムを見つけることが大切です!
正しいスキンケアのやり方
アイテムを手に入れたら、早速スキンケアを始めていきましょう。
正しいやり方は、前述した「洗う」「潤す」「守る」の3つの基本に沿って行います。スキンケアを行うタイミングは、「起床後」と「夜の入浴時」の2回がベストです。
①洗う
スキンケアの基本となる「洗顔」は、余分な皮脂や角質などの汚れを落とし、肌を清潔な状態すること。これによって、その後に使う化粧水や乳液など保湿アイテムが馴染みやすくなります。
最初の洗顔でスキンケアの質が大きく変わるため、丁寧に行うことが大切です。
洗顔前に手を洗う
手が汚れたまま洗顔すると、目には見えない雑菌を顔に広げてしまう可能性があります。意外と見落とされがちですが、手を洗ってから洗顔することを習慣づけましょう。
ぬるま湯で予洗いする
顔表面の皮脂を流すイメージで、30℃程度のぬるま湯で予洗いしましょう。
ぬるま湯で流すことで、ほどよく毛穴が開き、汚れを洗い出しやすくなります。また、洗顔料はこのくらいの温度で使用すると、洗浄効果がより発揮されるため、ぬるま湯がベストと言えます。
洗顔料をしっかり泡立てる
洗顔料を手のひらにとり、3回くらいに分けながら少しずつ水を加えて泡立てます。
手のひらを逆さにしても泡が落ちないくらいの状態が理想です。泡を作るのが難しければ、市販の泡立てネットを使ったり、直接泡で出てくるポンプタイプの洗顔料を使いましょう。
こすらずに泡を転がすように洗う
顔の内側から外側に向かい、手のひらで泡を転がすように優しく洗います。
ゴシゴシと肌をこすってしまうと、摩擦で肌を傷つけたり、汚れや皮脂を毛穴に押し込んでしまうことに。力は入れず、泡をクッションにして優しくマッサージするイメージで洗いましょう。
ぬるま湯でしっかり流す
すすぎ残しがないように、ぬるま湯で洗顔料をしっかり流してください。
優しく洗っても、汚れは綺麗に落ちます。
顔の肌はとても繊細なため、力強くゴシゴシ洗うようなことは避けましょう。
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②潤す
洗顔で肌を綺麗にしたら、次は保湿アイテムで水分・油分をしっかり与えましょう。
保湿アイテムは主に「化粧水」と「乳液」があり、「化粧水」は肌表面の角質に水分を与え、「乳液」は肌に水分・油分を与えつつ、人工的な皮脂膜として潤いをキープしてくれます。
化粧水だけだと肌に与えた水分が蒸発してしまい、乳液だけだと肌の潤いが保てないため、両方とも欠かさず塗布することが大切です。忙しくてあまり時間を掛けられない方であれば、化粧水や乳液などが1つになった「オールインワン」を使いましょう。
化粧水でたっぷり水分を与える
商品によって異なりますが、化粧水の適量は500円玉大程度が目安です。
化粧水を手に取ったら、両手で顔全体を包み込むように塗布し、頬から優しく持ち上げるように全体になじませてください。目元や鼻元などのへこんだ部位は、指の腹を使って優しくおさえるようになじませます。この時、強く叩いたり顔を擦ったりするはNGです。
全体になじませたら、手のひらで5秒程度ハンドプレスしましょう。これによって化粧水がより浸透しやすくなり、しっかり水分を与えることができます。
乳液で油分をプラスし、与えた水分を閉じ込める
化粧水をつけたあとは、乳液を顔全体に塗布します。乳液の適量は、10円玉大程度が目安です。肌のベタつきが気になる場合は、塗布量を少し減らして調整してください。
手のひらに取って軽く伸ばし、顔の中心から外側へ向けて優しくなじませましょう。目元や口周りなど、乾燥が気になる箇所には重ね付けするのが効果的です。
洗顔後は汚れと一緒に皮脂膜も落ちており、化粧水で水分を与えてもすぐに蒸発してしまいます。そのため、乳液で油分をプラスして肌をコーティングし、水分を閉じ込める必要があります。
肌は水分・油分の両方を与えないと、潤いを保てないということですね。
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③守る
肌に水分・油分を与えたら、「日焼け止め」や「BBクリーム」などで紫外線から肌を守ります。
紫外線は日焼けはもちろん、シミやしわ、乾燥、炎症といった様々な肌トラブルの原因です。強弱はあれど一年中降り注ぐため、この工程も欠かさず行う必要があります。
ただし、日焼け止めを付けたまま寝ると肌に負担がかかってしまうため、寝る前であれば、「守る」の工程は必要ありません。
適量を手に取る
日焼け止めは、クリームタイプならパール2個分程度、リキッドタイプなら1円玉大2個分程度を目安に手のひらに。BBクリームは、パール1個分程度を目安に手の甲に取りましょう。
少量ずつ顔に置く
額、鼻、鼻下、両頬、あごの5点に少量ずつ置き、顔の中心から外側に向かって優しく伸ばします。額や鼻、あごなど日焼けをしやすい箇所や気になる箇所は、重ね塗りしましょう。
仕上げに優しくハンドプレスすると、密着度を高められます。
こまめに塗りなおす
出かける前に塗ったとしても、汗や皮脂で効果は徐々に落ちていきます。レジャーやアウトドア時はもちろん、普段の生活の中でもこまめに塗り直すのがおすすめです。
きちんとオフして肌をリセット
入浴時や1日の終わりは、クレンジング(メイク落とし)で日焼け止めやBBクリームをオフします。付いたまま寝ると、肌に負担が掛かってしまうため、必ずオフしてください。
クレンジングが面倒であれば、お湯や洗顔料でオフできるタイプを選びましょう。肌への刺激を抑えるなら、女性用のクレンジングを使うのもおすすめです。
日焼け止めやBBクリームは、オフするまでがスキンケアということですね。
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生活習慣を見直すことも大切
いくらスキンケアを丁寧に行っていたとしても、偏った食事をしていたり、睡眠がきちんと取れていないと、中々効果を実感することはできません。
スキンケアの効果をより実感するためには、日常生活で下記を意識することが大切です。
- バランスの良い食事をする
- 睡眠は一日7~8時間とる
- ストレスを避ける、解消する
それぞれ詳しく解説します。
・バランスの良い食事をする
栄養が偏った食事は、ホルモンバランスの乱れに繋がり、肌のバリア機能を低下させます。 それによって、肌は内部の水分を維持しづらくなり、乾燥しやすくなるという感じです。
また、「You are what you eat.(あなたは、あなたが食べたものでできている)」ということわざがあるほど、食事は身体に影響を及ぼすもの。これはもちろん、肌にも当てはまります。
スキンケアの根本は、日頃から十分な栄養を摂取し、健康的な肌を保つことだと言えるでしょう。
・睡眠は一日7~8時間とる
睡眠不足は美肌の大敵です。
肌は日中、様々な刺激から身体を守ってくれており、徐々にダメージを受けています。そのダメージは睡眠中に回復していくため、健康的な肌を保つためには、十分な睡眠が欠かせません。
きちんとした睡眠をとることは、肌のお手入れと同等に大切なことなのです。
・ストレスを避ける、解消する
肌は、ストレスによる症状が最も現れやすいところと言われています。過度なストレスは、皮脂の過剰分泌やバリア機能の低下など、様々な肌トラブルを引き起こす要因となります。
そのため、適度に運動したり、湯船にゆっくりつかるなどのストレスケアを行うことも大切です。
まとめ
一般的に男性の肌は女性の肌に比べ、皮脂量が多く水分量が少ないため、乾燥しやすいのが特徴です。乾燥した肌は様々な肌トラブルが起きやすいため、男性にもスキンケアが必要です。
自分に合ったお気に入りのスキンケアアイテムを見つけ、「洗う」「潤す」「守る」の基本の3工程を正しい方法で習慣的に行うことが大切。さらに生活習慣も見直すことで、スキンケアの効果を実感しやすくなり、根本的に肌が綺麗になっていくでしょう。
綺麗な肌を目指すことで、見た目に清潔感が出るはもちろん、健康的な日常生活を意識するようになるため、身体も元気になってきます。ぜひ男性も、日常にスキンケアを取り入れてみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました!