Webライター

Webライターが学ぶべきWebマーケティングとは?

Webライターをやっていると、「Webマーケティング」という言葉をよく聞きませんか?

悩む人

確かによく聞くけど、詳しいことは分からないな。

分かります。僕も最初はそうでした。

こう

実はこのWebマーケティング、Webライターとして稼ぐ上で重要な内容が詰まっています。

Webマーケティングを学ぶことで、自分の作成した記事をより効果的に配信できたり、仕事の幅を広げたりなど、ライターとしてのレベルを上げることにつながります。しかし、Webマーケティングは分野が多岐に渡っており、スキルや知識をすべて身につけるのは非常に困難です。

そこで今回は、Webライターに求められるWebマーケティングの知識を解説します。

Webライターの方やWebマーケティングに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!

今回の記事でわかること

  • Webマーケティングとは?
  • 具体的に何をするのか?
  • Webライターに求められるWebマーケティングの知識

Webマーケティングとは?

Webマーケティングは、「Web」と「マーケティング」が組み合わさってできた言葉です。

「Web」とは、インターネット上のさまざまな情報(文章・画像・動画など)の閲覧を可能にするシステムのこと。「マーケティング」とは、自動的に売れ続ける仕組みを作ること。

つまり、Web上で自動的に売れ続ける仕組みを作ることを指します。

また、Webマーケティングを行う人をWebマーケターと言います。

近年では、さまざまなジャンルでIT化が進んでいるため、インターネットを使った集客や販売は必須になり、Webマーケターの需要は高まっています。

こう

Web上で「誰に?何を?どのように売るのか?」といった戦略を立てるのがWebマーケターです。

具体的に何をするのか?

Webマーケティングの目的は、Web上で自然と売れる状態を作ることです。

そのために、顧客ニーズの把握やターゲットの明確化、競合のリサーチ、データ分析などを行い、SNSやインターネット広告を活用して集客するのがメインになります。

具体的な施策は、下記などがあります。

  • SEO
  • SNS
  • リスティング広告
  • アフィリエイト広告
  • アドネットワーク広告
  • リターゲティング広告
  • ウェビナー、オンラインセミナー

それぞれ詳しく解説します。

・SEO

SEOとは、ユーザーが検索エンジンを使って製品やサービスを検索するとき、自社ページが上位に表示されやすいように、サイトの構造やページの内容に工夫を施すことです。

検索結果の上位に表示されれば、アクセス数が増え、ユーザーの獲得につながります。

SEOは、広告費をかけずにできるWebマーケティング施策です。

SEOについて詳しく知りたい方は、こちらをチェック!

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・SNS

SNS (ソーシャルネットワーキングサービス) を通して行う集客施策です。

「Twitter」「 Instagram」「Tiktok」「Facebook」「LINE」などを媒体とするため、それぞれのアプリのユーザー層をターゲットに絞り込むことができます。

定期的に更新しつつ、キャンペーンの実施やインフルエンサーの起用などを行います。

・リスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果画面にでてくる広告のこと。

検索されたキーワードに関連する広告が表示されるため、興味を持っているユーザーに宣伝することができます。SEOとは違って有料ですが、アクセス数の増加が期待できます。

・アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、メディア(Webサイトや個人ブログなど)に、自社製品やサービスの広告を掲載してもらう集客施策です。

影響力のあるメディアに広告を掲載してもらえれば、大幅な集客が期待できます。

・アドネットワーク広告

アドネットワーク広告とは、広告配信ネットワーク(広告が配信できるメディアを集めたネットワーク)を使って、多数のメディアに広告を配信する手法のこと。

広告配信ネットワークに広告を発信するだけで、多くのWebサイトやSNSで宣伝できます。

・リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、ユーザーが過去にどのようなページを閲覧しているのかに応じて、関連する広告を表示させる手法のことです。

自社サイトに訪問したことがあるユーザーに、再度広告を見てもらうというもの。

・ウェビナー(オンラインセミナー)

ウェビナーとは、ウェブを介して行われるセミナーのことです。

会場設営のコストを削減できる上、参加者も移動の手間がなくなるので、気軽に参加できるセミナーと言えます。「Zoom」を使ったウェビナーであれば、最大10000人の参加も可能で、広いターゲット層を対象に行えるなどのメリットがあります。

Zoomとは、スマートフォンやパソコンを使って、セミナーなどをオンラインで開催するためのアプリのこと。

悩む人

覚えることが多くて大変そう...。

僕もそう思います...。まずはWebライターに求められる知識から身につけ、徐々にできることを増やしていきたいですね。

こう

たしかに、Webマーケターに求められるスキルや知識はとても多いです。そのため、すべてを使いこなせる人は希少価値が高い存在とされており、収入が高い傾向にあります。

Webライターをやりつつ、これらのマーケティングスキルをすべて使いこなすことは大変なので、Webライターが知っておいた方がいいマーケティングの知識を次項で解説します。

Webライターに求められるWebマーケティングの知識

Webライターに求められるWebマーケティングの知識を5つまとめてみました。

  • SEO
  • 競合の調査(リサーチ)
  • 集客導線を理解する
  • アクセス解析
  • コンテンツマーケティング

それぞれ詳しく解説します。

1. SEO

SEOとは、「検索エンジンの最適化」を意味します。

ユーザーが検索エンジンを使って製品やサービスを検索するとき、自社ページが上位に表示されやすいよう、サイトの構造やページの内容に工夫を施すこと。

実はSEOもWebマーケティングに含まれます。より上位表示される記事を作成したいWebライターにとって、SEOの知識は必須と言えるでしょう。

SEOについて詳しく知りたい方は、こちらをチェック!

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2. 競合の調査(リサーチ)

Webライターにとっての競合とは、他の上位表示されている記事になります。

それらの記事をリサーチすることで、読者が「何を知りたいのか?」「何を求めているのか?」を把握できます。読者のニーズを満たす記事を書くためには、必要な作業と言えるでしょう。

また、競合をリサーチする時は「CTA」をチェックしてみてください。

CTAとは、Call To Action(コール トゥ アクション)の略語で、「注意喚起」という意味です。主にページ下部に設置し、訪問ユーザーにページを一通り読んでもらった後、実際に申し込みなどの行動を促すためのボタンなどのこと。

CTAを見れば、読者に取ってもらいたい行動や買ってもらいたい商品が分かります。

(↑ページの下の方に設置されている、このようなボタンです)

リサーチについてさらに詳しく知りたい方は、こちらをチェック!

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3. 集客導線を理解する

集客導線とは、ユーザーがWebサイトの目的となる行動を起こすまでの流れのことです。

読者を呼び込むための入口と、実際の行動を起こすための出口があります。

[ 入口 ]

ユーザーが情報収集をしやすい場所

Googleなどの検索エンジン、TwitterやLINEなどのSNS、YouTubeなど

[ 出口 ]

CTAなどの行動喚起

メールマガジンの登録、ウェビナーの申し込み、無料トライアルの申し込みなど

Webで収益をあげるには、入口から出口までのユーザーの動きを考え、サイトを設計したり記事を書いたりする必要があります。そのため、集客導線の理解も必須と言えるでしょう。

4. アクセス解析

アクセス解析とは、サイトを訪れたユーザーの行動・特性などを分析することです。 

検索したキーワードや訪れるまでの経路、サイト内での行動履歴などのデータを活用し、ユーザーの関心や行動を分析します。

悩む人

なるほど。でもどうやって分析すればいいの?

おすすめなのが、「グーグルアナリティクス」や「サーチコンソール」などの無料で使えるアクセス解析ツールです。これらのツールを使えば、サイトに訪れたユーザーのデータを調べることができ、ユーザーが求めていることを読み取れます。

記事を上位表示させるには、ユーザーのニーズを満たす内容でないといけないため、そういった情報を読み取るアクセス解析の知識も必要です。

5. コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、価値のあるコンテンツを発信し続けることでファンを増やし、最終的に商品やサービスの購入につなげ、中長期的な収益を獲得するマーケティング手法です。

実はWebライターは、「オウンドメディアに記事を書いて、コンテンツマーケティングを行う職業」という側面があります。価値のあるコンテンツが蓄積されたオウンドメディアは、検索で上位表示されることが多くなり、効率的な集客が期待できます。

オウンドメディアとは、企業が自社で保有するメディアを総称した言葉。 一般的には、Webサイトや自社ブログなどを指します。

こう

つまり、高品質の記事を書き続けることが、マーケティングの成功に繋がるということですね。

まとめ

Webライターが学ぶべきWebマーケティング

  • SEO
  • 競合の調査(リサーチ)
  • 集客導線を理解する
  • アクセス解析
  • コンテンツマーケティング

Webマーケティングだと意識せずに、既に取り組んでいたこともあるのではないでしょうか?

上記のスキルや知識を身につけることで、ライティングの質を高めることができます。

「ライターなんだから、記事を書ければそれでいい」で済まさず、Webマーケティングにも精通することで、Webライターとしての価値を高められるということがお伝えできていれば幸いです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

  • この記事を書いた人

Kou

Webライター・ブロガーとして活動中。